51.3%、約半数を占めるこの数字。一体何の数字だか検討はつくだろうか。
牛尾 晃汰
広報/PR
2021年4月12日
この数字は、訪日外国人旅行者が移動手段に鉄道を利用する割合だ。日本の鉄道は乗り換えが難しいと言う意見が多い中、やはり日本滞在中に鉄道を利用する旅行者が多いという結果が出た。51.3%の鉄道に次いで、バスを利用する旅行者は35.8%、レンタカー3.8%、国内線航空機が3.0%と続いた。
参考:「トラベルボイス」
しかし、地域別に交通機関の利用内訳が異なり、関東・近畿エリアでは鉄道の利用が約6割を占めたが、沖縄ではレンタカーの利用が38.3%で最多となり北海道や東北、九州などではバスの利用が約6割を占める結果となった。地方に行けば行くほど鉄道の本数も少なくなる為、レンタカーを借りて移動する訪日外国人旅行者が多いという結果が出るのだ。
では日本の電車はオンタイムだと世界各地でも知られ、日本人になくてはならない交通機関の一方で、訪日外国人は日本の交通機関に一体何の不満があるのだろうか。不満としてあがったものは、コミュニケーションが取れない、乗り換えが難しい、多言語表記、などといったものが目立った。2020年開催の東京オリンピックに向け訪日外国人の増加が予想される中、今後における不満解決の対策は何をあげられるだろうか。例えば、翻訳機を用いた案内、現在拡大されてきている駅ナンバリングの普及、ARなどの最新技術を用いた案内などが対策として挙げられる。このような対策により、外国人が日本の公共交通機関は便利だ、となる日はそう遠くはないのかもしれない。
※本記事は以下の資料を参考しています。
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