オーバーツーリズムについて考える

中原 彰太

事業開発マネージャー

2025年4月17日

最近は、インバウンド需要の急増に伴い、『オーバーツーリズム』という言葉を頻繁に耳にするようになりました。

オーバーツーリズムという言葉から、どういった事をイメージするでしょうか?

『観光地が混雑し、人があふれかえっている様子』や『観光客のマナー等のトラブル』が主に連想されるかと思います。

このことに関して、まるで、インバウンドが悪の様な報道も少なくないように感じています。

インバウンド誘客の推進に関わる弊社にとっても、そういった報道を見ると、考えさせられる部分もある一方で、偏った報道には、悲しくなる事もあります。

私は、前職で、行政・DMOの立場で地域観光のマネジメント側に携わっていました。

その視点から言いたいのは、地域にとってインバウンドは決して”悪”ではないということです。

国内観光客に比べて何倍もの消費額であること、外貨を稼ぐということ、

こういった、インバウンドが地域に与える経済的な効果は、地域がインバウンド施策を推進する目的の代表例だと思います。

コロナ禍で、観光業界がストップした時、当時私は観光庁で働いていましたが、苦境に立たされた観光事業者の方々の悲痛な叫びを目の当たりにしました。行政マンとして、その時彼らに何もできず、本当に悔しかったことを今でも思い出します。

だからこそ、現在のインバウンド回復は感慨深く、観光事業者の方々には、かつての苦境を挽回する勢いで地域を盛り上げていただきたいと願っています!

一方で、オーバーツーリズムという問題に対して、弊社は何ができるのかを考えます。

  • 外国人観光客向けの多言語対応:
    旅ナカでルールやマナーを分かりやすく伝えるサインやパンフレットの制作

  • インバウンドメディアJapanTravel.comを活用した情報発信:
    訪日前に知っておくべき情報を多角的に提供
    あるいは、訪れる地域に対するリスペクトを醸成

  • 地方への誘客に向けたプロモーション:
    ゴールデンルートだけではなく、まだ海外に知られていない地方の魅力を発信

などなど、
この問題に対しても、外国人目線を持つ我々が力になれる事は沢山あると思っています!

自分が海外に住んでみた最初の頃、チップを払い忘れて嫌な顔をされた事がありました。

私は、決して悪気があったわけじゃなくて、知識不足と言語の壁があったわけで、、

当然ですが、日本を訪れる外国人観光客も決して全員が悪気があるわけではない。

『訪れる側』も『受け入れる側』も気持ちよく過ごせる日本を実現するために、弊社もこの問題と向き合っていきたいと思います!

P.S. このコラムを、東京から地元へ帰省する新幹線の中で書いているのですが、三連休初日で満席の中、日本人カップルが座席を荷物で占拠していました。

観光客のマナー問題は、国籍に関係なく存在するよな、、と考えさせられました。



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