牛尾 晃汰
広報/PR
2020年4月27日
猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けヨーロッパ諸国、アメリカを始めとした多くの都市で外出規制が敷かれ、日本でも4月7日に緊急事態宣言が出されました。著名人がSNSで「#stayhome」を訴え続けています。自由に外出できないことや、多くの商業施設、観光施設が閉鎖していることで私たちの生活も変化してきます。今回は新型コロナウイルスがもたらした3つのことを見ていきます。
<働き方>
以前から働き改革の一環として推奨されていた、いわゆる「テレワーク、リモートワーク」は今回のコロナウイルスで一気に取り組む企業が増えました。4月8日に東京商工会議所が発表した「新型コロナウイルス感染症への対応について」では、300人以上の企業は57,1%がテレワークを実施していると発表。業種別に見てもITや貿易業は共に50%以上実施していることがわかりました。しかし全体の実施率は26%に留まりました。従業員が50人未満の企業では15%を切っており、理由としてネット環境や社内体制が十分ではないという理由が挙げられました。
しかしコロナウイルス前より確実にリモートワークを導入をする風潮が出てきているのではないでしょうか。
同時にハンコを押しにいくだけに出社や、デジタルに疎い人たちが仕事をしていないという「働かないおじさん」などリモートワークに関しての話題はしばらく続きそうです。【新型コロナ】テレワーク・リモートワークで浮き彫りに”働かないおじさん”どう変える?
<飲食>
緊急自体宣言が出される前から、厳しい状態にあった飲食店業界は4月7日以降(緊急事態宣言以降)更に厳しい状況に追い込まれています。多くの人と訪日外国人観光客で賑わっていた渋谷や新宿、地方都市から人がいなくなり、多くの店舗が休業に追い込まれています。しかし外出の自由が制限されていることから、自宅で料理をすることが増えストレスを抱える人も増えているそうで「Uber eats(ウーバーイーツ)」を始めとした宅配サービスの需要が高まりつつあります。4月19日には日本マクドナルドは「特別警戒都道府県」対象地域である13都道府県の全店(1900店)で店内客席の利用も終日中止することを発表しました。
飲食店の利用が出来ないことから「飲み会」のありかたも変化しました。飲み会の場所が店舗からオンラインになりました。自宅のPCやスマホ、タブレットを前にお酒やおつまみを用意してビデオチャットを利用する「オンライン飲み会」が普及しつつあります。その中、ビデオチャットサービス「V BAR」ではオンラインで婚活・合コンイベントも開催されるようになりました。
<自宅での過ごした方>
今回の3つのトピックの中でも特に注目を集め、多様化しています。旅行業界でも世界各地の観光地ではオンラインを始めとしたコンテンツ提供や配信がスタートしています。旅行プラットフォームAirbnbはバーチャル体験プログラムの提供を始めました。提供本数は50件でオリンピックメダリストによる高強度インターバルトレーニング(HIT)など豪華ホストも参加します。
Airbnb体験部門責任者を務めるキャサリン・パウエルは、「人と人のつながりこそが、私たちのビジネスの中心です。多くの方々が健康を守るため外出を控える中、私たちはホストが世界中のゲストとつながることができる機会を提供したいと考えています。そして今それができるのはオンラインです」と話します。(HPより抜粋)
他にもハワイ観光局は4月17日ハワイの風景を収めた360度動画、伝統的な音楽を紹介するメディア「おうちでハワイ」を始めました。6つのカテゴリーからハワイを楽しむことができたりと世界の観光地で取り組みが始まっています。
参考:
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