記念すべきスタッフインタビュー第1弾では、我らがCEOテリー・ロイドに迫ります! テリー・ロイド: ジャパン・トラベル創業者/CEO 日本在住歴41年
JT 編集部
2024年5月13日
経歴
日本市場で41年の経験を持つ起業家。18の企業を設立し、そのうち7社を成功に導き、現在4社の経営に携わっているなど、輝かしい実績を持つ。日本市場参入、企業設立、システムインテグレーション、テクノロジー投資などに精通。最近では、旅行と投資家サービスを組み合わせることで日本の伝統的な家屋の保全・継承を目指すプロジェクト「Akiya 2.0」を立ち上げました。
Q1. ジャパン・トラベル設立の背景やきっかけを教えてください。
2011年3月11日の東日本大震災の後、福島第一原発4基が爆発し、私たちはしばらくの間、東京に放射能の雨が降るのではないかと心配しました。そのため外国人コミュニティは恐怖に包まれ、50万人以上の外国人が国外に避難したのです。家族、そしてスタッフ全員がここに住んでおり、その多くが日本以外に行くところがなかったため、私は日本に残りました。その後、私の会社のビジネスはほとんど停滞し(顧客層が日本から離れてしまったため)、新しいことを考え出さなければならなかったのです。ビジネス環境が最悪のときに企業するのが最善(サイクルの底でスタートする)だと気づいた私は、「今、最悪の業種は何だろう」と自問しました。そうして気づいたのが、観光業でした。放射能被曝の可能性がある場合、誰もが日本に来たがるとは考えにくいからです。
その後、私と同じように日本全国から留まることを決めた30人ほどの外国人の友人を集め、日本の中で特に問題のない部分について、記事を書き始めました。最初は大変でしたが、30人それぞれが「日本は大丈夫」ということを世界に伝えるという、自分たちにしかできない使命があると感じていました。短期間のうちに30人は300人になり、3000人になり、最終的には18000人がjapantravel.comに記事を書くようになりました。その結果、全体の第1位が政府で、私たちのウェブサイトが2位となり、世界最大の日本インバウンド旅行コンテンツの民間サイトとなったのです。
Q2. 座右の銘があれば教えてください。
「決してあきらめない」ことだと思います。どんな問題にも解決策はあります。時には問題を変えることも含めて。
Q3. 日本で訪れて一番好きだった場所は?
2024年1月1日の地震前の能登半島です。
Q4. お気に入りの息抜きスポットや週末の過ごし方を教えてください。
私のお気に入りの憩いの場は代々木公園で、妻と愛犬と散歩した後、友人のジャック・ベイルズが経営する近くのオーガニックカフェ、アリサンパークを訪れます。週末は料理をしたり、パンを焼いたり、趣味の発酵飲料を作ったり、自転車に乗るのが好きです。
Q5. Japan Travelで仕事をしていてやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
誰かが大きな成果を上げることにより、「新人」から「チームの一員」になることです。たとえば、クライアントの獲得、あるいはクライアントや同僚から、新人が良い仕事をしたことに対する感謝の気持を表す言動などがあるでしょう。
Q6. 最後に、あなた自身、そしてJapan Travelの今後について教えてください。
Japan Travel の目標は、インバウンド観光を通じて日本の地域経済の向上に貢献し、若者が家庭を築くのに十分な収入を得られるようにすること、そしてその家族がアウトドアや日本の伝統を楽しめるようにすることです。会社が十分な規模に成長して上場し、その結果得られる資本でこの使命に本格的に取り組めると素晴らしいでしょう。個人的には、日本の地方地域をもっと訪れ、地元の投資に関わり、真に良い影響を与えたいと考えています。
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