
51.3%、約半数を占めるこの数字。一体何の数字だか検討はつくだろうか。
この数字は、訪日外国人旅行者が移動手段に鉄道を利用する割合だ。日本の鉄道は乗り換
えが難しいと言う意見が多い中、やはり日本滞在中に鉄道を利用する旅行者が多いという
結果が出た。51.3%の鉄道に次いで、バスを利用する旅行者は35.8%、レンタカー3.8%、
国内線航空機が3.0%と続いた。
しかし、地域別に交通機関の利用内訳が異なり、関東・近畿エリアでは鉄道の利用が約6
割を占めたが、沖縄ではレンタカーの利用が38.3%で最多となり北海道や東北、九州など
ではバスの利用が約6割を占める結果となった。地方に行けば行くほど鉄道の本数も少な
くなる為、レンタカーを借りて移動する訪日外国人旅行者が多いという結果が出るのだ。

“参考” 「トラベルボイス」https://www.travelvoice.jp/20181211-122726
では日本の電車はオンタイムだと世界各地でも知られ、日本人になくてはならない交通機
関の一方で、訪日外国人は日本の交通機関に一体何の不満があるのだろうか。
不満としてあがったものは、コミュニケーションが取れない、乗り換えが難しい、多言語
表記、などといったものが目立った。2020年開催の東京オリンピックに向け訪日外国人の
増加が予想される中、今後における不満解決の対策は何をあげられるだろうか。例えば、
翻訳機を用いた案内、現在拡大されてきている駅ナンバリングの普及、ARなどの最新技術
を用いた案内などが対策として挙げられる。このような対策により、外国人が日本の公共
交通機関は便利だ、となる日はそう遠くはないのかもしれない。
※本記事は以下の資料を参考しています。
『国交省 外国人旅行者の国内移動データを公開、交通機関最多は「鉄道」、沖縄では「レ
ンタカー』https://www.travelvoice.jp/20181211-122726
『外国人観光客の不満ランキング。コミュニケーションや多言語の対応、Wi-Fiなど5つの
内容と対策を紹介します』https://inboundnow.jp/media/knowhow/6019/